科目名: 経済変動論セミナー
担当者: 関根 順一

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期後期
曜日・時限 単位区分
授業形態一般講義 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)講義概要
 経済変動論の分野では,1990年代以来,2つの研究動向が顕著である。第1の研究動向は理論的関心に端を発した内生的成長モデルの展開であり,技術進歩率の内生化を試みる。一方,第2の研究動向は実証研究に関わり,産業革命期のマクロ経済統計の再検討を行う。この授業では,2つの研究動向を踏まえ,経済変動を理論的実証的に研究するための文献調査・モデル解析等を指導する。
学習・教育目標 
 経済変動に関連する個別研究テーマに即して,受講者自身による研究文献の調査の上に資料収集・モデルの構築・モデル解析等の報告と討論を重ねることにより,受講者の研究能力を養成する。 
講義内容・演習方法(講義企画)"第1回 経済変動論の理論的展開 1980年代以降の経済変動論の理論研究を概観する。
第2回 経済変動論の実証的展開 1980年代以降の経済変動論の実証研究を概観する。
第3回 古典的文献の討論(1) 経済変動論の古典的文献について討論を行う。
第4回 古典的文献の討論(2) 経済変動論の古典的文献について討論を続ける。
第5回 古典的文献の討論(3) 経済変動論の古典的文献について討論を続ける。
第6回 最新文献(日本)の討論(1) 学会誌の最新の関連文献について討論を行う。
第7回 最新文献(日本)の討論(2) 学会誌の最新の関連文献について討論を続け,研究テーマを検討する。
第8回 最新文献(海外)の討論(1)   国際学会誌の最新の関連文献について討論を行う。
第9回 最新文献(海外)の討論(2)   国際学会誌の最新の関連文献について討論を続け,研究テーマを検討する。
第10回 文献調査と討論(1)  研究テーマに関する研究文献の調査を指導する。
第11回 文献調査と討論(2) 受講者による研究文献の調査報告を受けて,その内容を討論する。
第12回 研究報告と討論(1) 受講者の個別研究テーマに関して研究方針を提示し,また分析手法を指導する。
第13回 研究報告と討論(2) 受講者による研究報告について討論する。
第14回 研究報告と討論(3) 受講者に最終的な研究報告書の提出を求め,その内容を討論する。
第15回 まとめ 総括。
"
評価方法・評価基準評価基準
 研究の進捗度により評価する。
評価方法
 授業中の学習成果40%,報告書提出60%
履修の条件(受講上の注意)受講上の注意 
 受講に際して,マクロ経済学の基礎的な知識を前提とする。
教科書教科書
 適宜,論文等を配付する。
参考文献参考文献 
 George,D.A.R., L.Oxley and K.I.Carlaw(eds), Surveys in Economic Growth, Blackwell
特記事項(その他)関連する科目
 理論経済分析 近代経済学研究
指定図書
 Grossman,G.M. Economic Growth: Theory and Evidence, Vol.1,2, Edward Elger